Sample lesson

無料サンプルレッスン:
運用:更新を引き継ぐ手順書

担当が替わっても更新できる手順書を作る無料レッスンです。架空の休館案内を使い、編集元・確認者・公開担当・停止条件・公開後確認を一枚へ整理します。

1. ゴール:担当が替わっても一件の更新をたどれる

サイトを一つ作った人向けに、更新する場所、確認する人、公開後の確認を一枚の手順へまとめます。メモ帳だけで取り組めます。架空の資料室の休館案内を題材にし、実際のサイトの公開操作や認証情報は扱いません。

課題とレビューは編集部の作成例です。実案件の手順書やスクールのサポート条件ではありません。完成物は、操作した事実と未実施の確認を分けた引き継ぎメモです。

2. 課題:確定した休館日を二か所へ反映する

練習用の条件は次のとおりです。運営担当が「11月の休館日は11月12日」と確定しました。編集元は「お知らせ原稿/休館案内」で、表示先はトップの休館欄と利用案内の休館欄です。公開は公開担当が行い、日付に疑問があれば運営担当へ戻します。

現在の公開文は「11月の休館日は未定です」。新しい原稿は「11月12日は休館です」にします。公開前に旧原稿を「休館案内・変更前」として保存し、公開後に二つの表示先を照合する、という練習上の運用を使います。

3. 初稿:作った人にしか分からないメモ

休館案内を変更して公開する。
問題があったら戻す。
確認は担当者にお願いする。

何の情報が確定してから始めるか、どの原稿を直すか、何をもって完了とするかがありません。作業に慣れた人には通じても、引き継いだ人が同じ判断をするための材料が不足しています。

4. レビュー例:推測が必要な箇所をなくす

  • 「担当者」を、事実を決める運営担当と公開する公開担当へ分けます。確認者が不在なら、制作者の推測で公開しないという停止条件も残します。
  • 編集元と表示先を分けます。生成されるHTMLを直接直す手順ではなく、原稿から二か所へ反映する流れを記録します。
  • 「戻す」の対象を変更前の原稿と明示します。実際の復元権限と操作方法は実運用で確認する項目で、練習だけで確認済みにしません。

二か所のうち一方だけ新しくなる失敗なら、確認範囲に両方を加えます。承認前に公開してしまう失敗なら、確認のタイミングを公開より前に置きます。症状が違うため、同じ「注意する」でまとめないようにします。

5. 修正版:一件の更新を追えるメモ

対象:11月の休館案内の差し替え
開始条件:運営担当が11月12日を確定した回答を確認
編集元:お知らせ原稿/休館案内
保存:旧文を「休館案内・変更前」に残す
旧文:11月の休館日は未定です
新文:11月12日は休館です
表示先:トップの休館欄、利用案内の休館欄
確認:運営担当へ新文と二か所のプレビューを渡す
停止条件:日付が未回答、または二か所の表示が不一致
公開担当:確認の回答を受けた後、公開担当が反映する
公開後:二つのページを開き直し、月・日・休館の文を照合
問題時:公開担当へ旧文・新文・違う表示先を連絡
復元:公開担当の手順で変更前の原稿を戻し、二か所を再確認
今回の記録:机上で手順を照合。公開・復元は未実施

実務へ移すときは、回答や原稿の実際の参照先、担当への連絡方法、使う公開手順を埋めます。パスワードそのものをこのメモへ書く必要はありません。安全なアクセス方法を別の管理手順として共有します。

引き継ぐ相手に手順だけを読んでもらい、「次にどの資料を開くか」「どの状態なら止まるか」を説明してもらいます。説明できなかった箇所を直すことがレビューです。ファイルを渡した事実だけで引き継ぎ完了としません。

6. 合格基準:回答と未確認を区別する

  • 開始条件が運営担当による確定であり、単なる原稿到着になっていない。
  • 編集元一つと表示先二つを区別して書ける。
  • 公開前の確認、公開担当、公開後の照合が順番に並んでいる。
  • 日付の未回答と表示の不一致で止まる場所が分かる。
  • 机上の照合だけなら、公開・復元を実施済みと記録していない。

20分を目安に「運営担当の確認後、利用案内だけ旧文のままだった」という追加条件を入れます。解答では完了とせず、表示先の不一致を公開担当へ伝え、修正または復元後に二か所を再確認します。原稿の事実が変わったわけではないので、休館日を勝手に別の日へ変更しません。

この手順は休館案内の一種類だけです。料金変更や大量の削除へ使う場合は、影響と確認担当を別に定義します。引き継ぎメモの解説と公開・運用のレッスンを参考に、次の一件へ広げてください。

15 sample lessons

無料で読める、
15のサンプル。

実際の受講と同じように、課題 → レビュー → 修正 → 合格基準まで公開しています。

01HTML / AccessibilitySemantic HTML

見た目ではなく「意味」でHTMLを書き、読み上げ・検索・保守に強いマークアップへ直します。

02CSSレスポンシブCSS

固定幅で崩れるカードを、clamp・grid・container queryを使って小さい画面でも破綻しない設計へ直します。

03Direction / UX情報設計とワイヤーフレーム

装飾を始める前に、ユーザーが知りたい順番と事業側の目的を整理してワイヤーに落とします。

04UI DesignUIデザインレビュー

色や装飾より先に、優先順位・余白・タイポグラフィで読みやすい画面へ修正します。

05JavaScriptJavaScript:フォームUI

クリックで動けば終わりではなく、入力状態・エラー・キーボード操作まで含めてフォームを作ります。

06Accessibilityアクセシビリティ:操作とコントラスト

自動チェックだけに頼らず、キーボード・フォーカス・コントラストを実際に確認します。

07WordPress / CMSCMS:更新しやすい設計

ページを作るだけでなく、運用担当者が壊さず更新できる情報構造と入力項目を設計します。

08SEOSEO:検索意図とページ設計

キーワードを詰め込むのではなく、検索する人の疑問とページの役割を合わせます。

09QA / TestingQA:公開前テスト

自分の端末で見えたからOKではなく、正常系・異常系・実機・速度をチェックリスト化します。

10Deploy / Operation公開・運用:リリース設計

ファイルをアップして終わりではなく、公開前確認・切り戻し・監視までを一つのリリースとして設計します。

11Direction / Client Workヒアリングと要件定義

「何を作りたいですか?」だけで終わらず、背景・課題・優先順位・制約を聞き、制作要件に変換します。

12HTML / AccessibilityHTML:行と列が伝わる表

表の見出しを見た目だけで済ませず、caption・th・scopeで関係を示します。行の入れ替えと一セルの更新を通して、原稿との照合まで練習する無料レッスンです。

13CSS / PrintCSS:紙に残す案内の設計

画面のメニューを印刷時だけ外し、集合場所や持ち物を紙へ残す無料レッスンです。初稿の適用範囲を直し、印刷プレビューと通常表示の両方で合格条件を確かめます。

14JavaScript / DOMJavaScript:一覧の絞り込み

カテゴリ選択を一覧表示へつなぐ無料レッスンです。全件・一致・0件・全件への復帰を実装し、結果の重複や件数のずれを初稿から修正して確認します。

15Operation / Handover運用:更新を引き継ぐ手順書

担当が替わっても更新できる手順書を作る無料レッスンです。架空の休館案内を使い、編集元・確認者・公開担当・停止条件・公開後確認を一枚へ整理します。

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