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指摘された余白や文章を直して提出した。でも、次の作品になると何を基準に選べばよいか迷う。フィードバックを次の課題に変えるには、修正した値だけでなく、その変更が必要だった理由を取り出します。
以下は架空の香り袋づくり教室の案内と、説明用に作った添削コメントです。講師や受講生の実例ではありません。複数の修正を急いで終える方法ではなく、一つの指摘を別の題材で確かめる練習を扱います。
指摘文の「対象」と「困りごと」に線を引く
模擬コメントを「持ち物と参加条件が続いていて、何を準備するか探しにくい。話題を分けてください」とします。この指摘の対象は二種類の情報が続く部分、困りごとは持ち物を探しにくいことです。
「段落を増やせばよい」とだけ覚えると、短い文章でも機械的に分割するかもしれません。今回は、読む人が別々に知りたい情報を分けることが目的です。変更の形と、変えたい読み取り方を別に書いてみましょう。
もしコメントが「もっと見やすく」だけなら、理由を想像で確定しません。「持ち物を探しにくい点を直すという理解で合っていますか」のように、対象を絞った質問へ変えます。確認できるまでは自分の解釈と記します。
元の作品を直し、理由を一文で説明する
修正案では「参加できる方」と「持ち物」を別のまとまりにします。その後、元の原稿と見比べ、情報が欠けていないか確かめます。「読みやすくなった」で終わらず、「持ち物だけを探すとき、参加条件を読み直さずに見つけられる配置にした」と理由を残します。
ここで文字サイズ、色、並び順も一度に変えると、何を確かめたい修正だったか曖昧になります。練習ではまず情報の区切りに集中し、ほかの改善案は別に記録します。実際の公開前に複数の不具合がある場合の着手順は、修正の優先順位を決める記事で扱っています。
模擬原稿の修正前後を並べると、分ける理由を確認できます。
修正前:初めての方も参加できます。筆記用具と持ち帰り用の袋をご用意ください。一人でも参加できます。
修正後:参加できる方 — 初めての方、一人での参加も受け付けます。持ち物 — 筆記用具、持ち帰り用の袋。
参加条件二つと持ち物二つが残っています。文章を短くするために「一人でも参加できる」を落としていたら、区切りの修正ができても原稿の照合はやり直しです。
題材だけを変え、同じ判断をもう一度行う
次の課題は、元の教室名だけを置き換える作業にはしません。架空の野鳥観察会の原稿を用意し、集合場所、持ち物、雨天時の案内を混ぜた短い文章を書きます。その文章を、初めて来る人が探す用件ごとに分けてみます。
元の添削が二分割だったからといって、今回も二つにする必要はありません。雨天時の案内を独立させる案も、開催情報の近くへ置く案も考えられます。選ぶ根拠は箱の数ではなく、必要な情報を探す場面です。
完成したら「傘は必要か」「雨ならどこを見るか」といった問いを作り、自分の原稿から答えを探します。可能なら他の人にも同じ問いで読んでもらい、答えを探した場所を聞いてください。一人で確認しただけなら、その範囲を記録します。
うまくいかなかった理由を、次の一問にする
情報を分けても探せなかった場合、区切りではなく見出しの言葉が曖昧だったかもしれません。ただし一度の確認だけで原因を決めつけず、探しにくかった場所を記録します。「見出しを変えると持ち物を見つけられるか」という次の問いにできます。
添削から得たルールは、最初は仮説として扱います。「文章は必ず短く分割する」ではなく、「異なる用件が混ざるときは、用件ごとに分ける案を試す」と残せば、違う原稿にも判断の余地が残ります。
別の原稿でも、持ち物を探せる区切りを作る
手元の指摘を一つ選び、対象、困りごと、修正理由を三行にします。次に別の題材で短い原稿を作り、同じ考え方を試してください。完成物は、修正前後の二案と、確かめる問い一つです。
指摘がまだなければ、この記事の模擬コメントで構いません。情報設計の無料レッスンも題材にできます。正解の形を写すだけでなく、原稿が変わったときに選び直した理由を一文残しましょう。
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